怒られるとなぐさめてほしい。それは人間も犬も同じようです。きたむら(@ral_aki)さんが投稿した飼い犬の動画。見ると近くにいる柴犬の匂いを嗅ぎに行こうとしているパグが、柴犬に「近づくな!」といわんばかりに吠えられています。その後、ジッと柴犬を見ていたパグですが、まるで「なぐさめて…」とでも言うように、きたむらさんのところにしょんぼりした様子で歩いて来ました。
「なぐさめてぇ」とヨシヨシされにきているパグのラル君(もうすぐ6歳)は、一緒に暮らしている柴犬のアキちゃん(5歳)が大好きで、1日に何回もアキちゃんにめり込み組むくらいクンクン嗅ぎにいきます。
あまりにしつこいとアキちゃんの気分によっては、今回のように「しつこい!」と吠えられるそうです。
この動画には「怒られてめそめそなラルくんも可愛い」「吠えられた直後のオロオロ感がいいですね」「私もヨシヨシしたいーーー!!!!!」などとコメントが集まりました。
一方で、「怒られてるラルが可哀想…というコメントもありますが、アキも忍耐強く耐えてくれてるのです」ときたむらさんは話します。ラル君がきたむらさんのところにきた時には、ヨシヨシしながら「あかんかったねぇ、でもラルもしつこかったよ」とたしなめたそうです。
ラル君とアキちゃんは、ラル君が4か月の時に、ペットショップで販売中のアキちゃんと出会い、ラル君が一目惚れしました。
店舗併設のドッグランへ行くたびに仲良く遊ぶようになり、2匹が夢中で遊ぶ姿を見て、きたむらさんは、徐々に多頭飼いが頭をよぎったそうです。そして2匹が出会って5か月後、ついにアキちゃんを家に迎えました。
きたむらさんのツイートを見ていると、ラル君のアキちゃんへの愛の大きさを感じます。
「出会ったときからラルの一目惚れなので、(ラルはアキが)ずっと大好きです。ラルにとってアキは特別な女の子なんだと思います。何かしてほしいなどはなく、全てが好きなんだと思います」
一方、アキちゃんはというと…「アキのものはアキのもの、ラルのものもアキのもの」と思っているそう。ただ、ラル君の事は好きで、今回のツイートのように一見そう見えないのは、性格がツンデレだからときたむらさんは言います。
「ラルがオモチャで遊んでいると、必ずアキがわざとそのオモチャを取り上げてラルの気を引きます。ラルは負けますが決して怒らず、アキの好きなようにさせてあげるのです。また、アキがよくラルの顔をペロペロしてあげてるのも愛情を感じます」
クスっと笑ってしまうような関係性の2匹ですが、意外にも、いつもべったりというわけではないとのこと。それぞれの好きな場所で好きに過ごして、たまに寄り添っているそうです。
これから寒い季節になると、2匹が仲良く寄り添って寝ている様子が見られるかもしれませんね。
2匹の様子は、きたむらさんのTwitterの他、「ラルとアキ – ドMパグと女王柴犬の愉快な主従関係 -」というコミックスでも、見ることができます。