【これぞSNSの力】息子が唯一食べたワンタンのクッションをくれた人にお礼を言いたい→再会の夢叶う

【これぞSNSの力】息子が唯一食べたワンタンのクッションをくれた人にお礼を言いたい→再会の夢叶う
もらったクッションがお気に入りで夜抱いて寝る息子さん(@mychonanloveさんより提供)

「【お礼届いて欲しい!】昨日15時30分過ぎ頃、横浜駅西口周辺にてクレーンゲームでゲットしたワンタンクッション持っていらした男性の方へ」と書かれたツイートが話題になっています。ツイートには、偏食だった息子が唯一食べられたマルちゃんのワンタン。そのワンタンのクッションをくれた男性に焦って十分にお礼を言えなかった事、やり取りの時に寝ていた息子がワンタンのクッションを見た時すごく喜んでいた反応を伝えたいという事が書かれています。

このツイートをした@mychonanloveさんに話を聞きました。

@mychonanloveさんはこの日、3歳の息子が欲しいというおもちゃを探し、色々な店を回っていました。結局、その日は手に入らずトボトボ帰っていたら、息子は疲れて寝てしまいました。その時、目の前をワンタンクッションが通過したそうです。

「そのワンタンのクッションがもう欲しくて欲しくて我慢できずダッシュで追いかけて、クッションを持っていた男性に『そのワンタンはどこでゲットしたんですか』と汗だくで聞きました」

男性はエスカレーターに乗る直前だったにも関わらず、クレーンゲームで取った事などを丁寧に教えてくれました。そして、話の終わりに「私は取るのが楽しいので、良かったら……」と、クッションをくれたのだそうです。

今回ツイー…より提供)
今回ツイー…より提供)

その時、「お支払いします」と言いたかったのに焦ってしまい言えず、逆に「いくらで取ったんですか」などと質問してしまい、後悔したといいます。

実は@mychonanloveさん、このマルちゃんのワンタンに思い入れがあるそうで、息子が2歳の時、偏食で苦労し、唯一食べた炭水化物の食事がこのワンタンだったとのこと。

「その当時は、牛乳とグミだけで生きてるような子でしたね。本やテレビでやっているようなありとあらゆる工夫をしても決して食べない、口に入れようとしたら、横1文字に唇結んでギッチギチにして『僕は食わない』という固い決意をずっと見てました。カービィ好きなのでカービィのハンバーグやオムライスを作るなど、市販のものから手作りのものまで、ほとんど全てがお供え物状態になりました」

3歳の今は、小食ではあるものの、偏食はなくなったそう。体も幼稚園で一番大きいそうです。

そんな息子は、ワンタンのクッションを見て「えええ!!?!?!?? なんで、あるのぉぉお!? ぇぇぇぇ!!?!?!??」という反応だったそうで、「ママも触りたいから貸してー?」と言っても、「僕のだから、だめーーーー!!」と貸して貰えなかったほど気に入っていました。

男性からも…より提供)
男性からも…より提供)

半端なお礼しか言えず、モヤモヤが残っていたという@mychonanloveさん。「そういえばTwitterでお礼をツイートして、ご本人に届いているケース前に見かけたことがあるぞ…?」と思い出し、投稿してみたそう。そうすると思いもよらず、たくさんの反応がありました。リツイート数はなんと5万回。

「皆さんがこうして広めてくださって、優しい人がこの世の中には沢山いるんだ!と、しみじみいたしました。顔が見えず、名前も知らない、どんな人かも分からない人の事なのに、温かい言葉と共に拡散がどんどん大きくなって、、、心がホッコリするってこれなんだなと。息子の笑顔のために勇気をだして良かったです」

そしてTwitterの拡散の力により、クッションの男性と連絡がとれたそうです。

「男性から『お子様の為に声を掛けるのに勇気が要ったでしょう、私の方が感動しています。こちらが元気をもらいました。生きていく力が増えました』と、とてもとてもお優しい言葉を頂戴いたしました。優しい方はどこまでも優しいんだなと、じーーんと致しました」

その後、男性と会う事が出来、お礼の言葉と地元のワインやお米などを渡すことが出来たそう。そして男性からはサプライズプレゼントでワンタンポーチをもらったそうです。

(上)ワン…より提供)
(上)ワン…より提供)

「私のツイートを見て、広めてくださった方が沢山いらしたからこそ今回の奇跡のような再会が出来ました。改めて、SNSの力の偉大さを再認識いたしました。人生の記憶に刻まれる、とても素敵な記憶になりました」

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