この食器、カフェやデザートビュッフェなどで目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。大中小、3枚の皿が上下に重なった、3段プレートです。これにハンバーガーやポテトを乗せて食べている様子がTwitterに投稿され、楽しそうと話題に。「え、最高!!」「やってみたい!」「素晴らしい買い物です」などとコメントが盛り上がっています。
このツイートをした、まる(@shishishishimr)さんは、4歳の息子さんを育てるデザイナー。SNSでは育児漫画などを発信しています。
3段プレートは、前から店で見かけて気になってはいたものの、使わないかもと購入をためらっていたと話します。今回、息子さんの通う保育園が新型コロナウイルスの影響で休園になり、息子さんが濃厚接触者で自宅待機になってしまったことで、購入に踏み切ったそうです。
まるさんは、「休園になり外へも出られなくなって、家で楽しまなくちゃ、やってられないなと思った」と話します。
ショッピングサイトで購入し、届いた次の日に初めて使用。それが、写真にあるマクドナルドのハンバーガーとポテト、そしてナゲットです。食卓に出すと、息子さんが「わぁー」と喜びます。
まるさんの息子さんは自閉症と知的障害があり、言葉や感情が上手く出せないそうなのですが、3段のお皿には笑顔で楽しそうにしていたといいます。
息子さんは、3段皿の登場で、食べる量に違いはあったのでしょうか。
「いつもだったらハンバーガーを丸々1個食べるのですが、(お皿にのせるために)ハンバーガーを半分に切ったことによって、半分だけを食べて満足してしまいました。ただ、いつも息子はチーズバーガーで、私は(お肉がたくさん入っている)サムライマックを食べているんですが、今回はどちらも一緒に並んでいたので『いつもママが食べてるおいしい方じゃん』と気付いてサムライマックを食べていたので、量が多かったのかもしれません」
まるさんは、この1回だけではなく、そうめんを食べるときにも3段プレートを使用しました。
「せっかく買ったのに使わないともったいないという思いから使いました。(2段目に乗せた)卵や唐揚げはいつも作っていますが、(一番上のお皿に乗せた)ネギと海苔はいつも用意するわけではありません。でもせっかく3段あるから頑張って盛り付けました」
今は自宅待機期間が終わり、3段プレートの出番は終了。再び自宅待機になった時や友人が来た時など、普段使いではなく特別な時に使用しようと考えています。
まるさんは「ひとり親で、子どもが自閉症で、どうにかして楽しくやっていかないと、自分が壊れたらダメになるから(普段から)楽しくしようと心がけています」と話していました。
まるさんの家には、テーブルの上で串揚げをする機械(子どもが生まれてから利用停止中)や、たこ焼き器などみんなで楽しむグッズがたくさんあります。現在は、おうちで回転寿司をするグッズに興味があるとのことですが、何とか我慢しているそうです。
大変な事があっても、仕事に子育てにと前向きに生活しているまるさんを見ていると勇気づけられます。引き続きまるさんの子育てを楽しむツイートに注目です。