手紙、書いていますか?スマホで連絡を取り合うことが多くなった今、手紙を書く機会が少なくなりました。ごくまれに手紙を受け取ると何だろうとドキドキしますよね。今、Twitterで4歳の女の子からお母さんに宛てた手紙が話題になっています。
この手紙、よく見ると「だ い す き だ よ」という文字が。一文字一文字丁寧にしっかり書かれていて、一生懸命書いた事が伝わってきます。
「最高のラブレター。詩人だなぁ」「大好きな気持ちがあふれて、こぼれている」「このバラケ感が非常に一生懸命書いたのが伝わり、沁みる」など、手紙に込められた思いを感じて感動するというコメントで盛り上がっています。
このツイートをしたのは、3人の子育てをしながら育児漫画やイラストを制作しているめめさん(@Naru9nari)です。どういう経緯で手紙をもらったのでしょうか。
めめさんに話を聞きました。
この手紙を書いたのは、4歳になる娘さん。普段から幼稚園の友達や先生に手紙を書いているそうです。これまで絵や線がメインだった手紙から最近になって文字が書けるようになり、自分や友達の名前を書いて楽しんでいます。
この日、めめさんは、書類を書いていました。それを見て娘さんが「わたしもそれ(ボールペン)で書きたい!」と言ったので、その場にあったコピー用紙とペンを渡したそうです。紙とペンを手にした娘さん「ママは何書いているのー?」と聞きます。めめさんは、書類じゃ分からないと思い、「お手紙書いているんだよ~」と話しました。そうすると娘さんは「わたしもお手紙書く!」と言って書き出したそうです。
しばらくすると、「ママにハイ!お手紙どうぞ!」と言って手紙を渡した娘さん。見ると「だいすきだよ」の文字が瞬間的に目に入ってきました。すぐに作業の手を止めて手紙を受け取ったそうです。
めめさんが「だいすきだよ、って書いてあるね。ママもだいすきだよ~!ありがとう!」と言うと、娘さんは、とても照れていたそうです。
手紙をくれた理由を娘さんに聞くと、少し前に、めめさんから手紙をもらったことを覚えていて、
「前〇〇ちゃん(娘さんのこと)におてがみくれたでしょ?うれしかったんだよー。だからママにもあげたいなって」と言ってくれたそうです。
「私は、普段テンションが低めなのですが、『わぁーありがとう!!』と高い声を出したので、『もうママそんなに〜?』と照れながらも、少し笑われてしまいました」とめめさんは話します。
めめさんに今回のツィートの反響について聞きました。
「沢山の温かい言葉を貰い嬉しく思います。育児の悩みが尽きず、特に4歳の長女には厳しくし過ぎたかな?(下の子たちに手がかかって)構ってあげられていないかな?などといろいろ考えていたので、「一生懸命書いている」、「大好きな気持ちがあふれている」など言って頂き、私も大きく頷きながら、マイナスばかりではなくプラスな面を大事にしていきたいと思えました。
あと、娘のとーっても可愛いお手紙をこんなに沢山の人に見てもらえたのか、という嬉しさがありました」
娘さんはイラストもよく描いてくれるそうで、めめさんの冷蔵庫は、娘さんの作品であふれているそう。
たくさん練習してひらがなを書けるようになった娘さんの成長。見ているこちらまで嬉しくなります。忙しくて見過ごしがちな子どもの成長。逃さずに大事にしているめめさんと娘さんの心温まる話でした。