春は、卒業式や入学式などで、今までの場所を離れ、新しい環境に変わる人も多いのではないでしょうか。新しい環境は、楽しみもありますが、緊張や不安もつきものです。
4月に保育園に入園する男の子が、初めての慣らし保育から帰ってきた時の表情が、誰も信じられなくなった時の顔をしているとTwitterで話題になり、9万以上のいいねが集まっています。確かにその顔、かわいいですが、真顔で少し目つきが険しいような気がします。
コメントでは、「なつかしい!!」「うちの息子も慣らし保育後全く同じ表情していました」「辛いけど慣れたら楽しくなりますよ」などと、慣らし保育を経験した人や、現在、慣らし保育中という人からの共感が寄せられています。
息子さんの初めての保育園生活はどうだったのでしょう。ツイートした母親のこばかな(@Kobakana0417)さんに話を聞きました。
預ける当日の息子さんは、前日からたっぷり寝て、朝から元気いっぱいにハイテンションで過ごしていたそう。保育園に預ける時、最初はきょとんとしていたそうですが、先生に抱っこされた瞬間に泣き始めたそうです。
数時間経ち迎えに行くと、遊びに夢中で、こばかなさんに気づかず、先生におもちゃから離されたことに怒って泣いていたという息子さん。しかし、こばかなさんの顔を見た瞬間から笑いが止まらず、帰り道の抱っこ紐の中でもずっとクスクス笑っていたそうです。
そんな息子さんですが、家に帰ってからの様子はいつもと違ったとのこと。
「やたらとハイテンションで過ごしていたと思ったら、ふとした時に、写真の顔になっていました。保育園がいい刺激になったのか、喃語(言葉を獲得する前の発声)をたくさん喋っていました」
まだ1歳の息子さんですが、色々思う事はありながらも、いい刺激をたくさん受けたのでしょう。
息子さんと離れ、1人になったこばかなさんも、新しい変化した生活になりました。離れている数時間何をしたのでしょうか。
『「いそげ! 早く帰らないと!」と思いました。慣らし保育中にやりたいことをリストにたくさんメモしていたので、「分刻みで動かないと!!」という気持ちがありました。今後ラーメンやカフェ、あとは断捨離をしようと考えています!』
1年間子育てをしてみて、振り返っての感想を聞きました。
「産後ホルモンバランスの関係で精神的にきつい時期が何回か訪れたのですが、子どもがかわいいから救われてきました。その度に夫が助けてくれて、子育ては夫婦で協力しあうものだなとヒシヒシと痛感した1年でした。」
「たくさんの方に笑ったと言っていただけて、また同じ状況の方がいるとわかってほんとに嬉しかった」と話すこばかなさん。慣らし保育は4月15日までだということです。職場に復帰するこばかなさんと、息子さんの新生活を応援したいと思います。