皆さん、たこ焼きは好きですか? まん丸でほかほかのたこ焼きが舟形のお皿に入っていると何とも食欲をそそりますよね。
そんなたこ焼きが、本物の舟に乗って優雅に流れている写真が、Twitterで19.3万件以上のいいねをつけるなど話題になっています。
「表面がパリッと焼けていて美味しそうです」「船頭さんが紅しょうがに見えてきました」「綺麗に正座してんの可愛い」などというコメントや、実物を見た方の目撃情報も寄せられています。
このたこ焼きの制作者は、クリエイターとして活動するカナイガ(@shiragaigarashi)さんです。撮影場所は、千葉県佐原市の、舟に乗って古い町並みを散策することが出来るという場所。『作らないと!』いう使命感に燃え、制作し始めたという今回の作品について、話を聞きました。
―たこ焼きはどうやって作ったのですか
制作過程については、今後動画にて公開予定です。大きい作品なのでお世話になっている建築家の方と制作しました。作る作品ごとに作り方は違います。例えば、「いちごの将トケー棋」という作品は、アクリルの板をレーザー加工機で加工しました。
―写真に写っているたこ焼きの人たちは誰ですか?
たこ焼きの人はSNSで知り合い限定で募集しました。ですので、全員、友人か知り合いです。『やりたーい!』と友人もノリノリで楽しんでくれました。船頭さん(現地の方)も楽しんでくれていたように思います。
―たこ焼きの人たちが乗った舟を偶然見た人の反応はいかがでしたか。
ほとんどの人が写真を撮っていました。「なんの撮影なの?」と話しかけられました。
カナイガさんは、たこ焼きにはならずに上から動画を撮影していたそうです。写真を撮ったのは、カメラマンとして活躍するカナイガさんの母親が撮ってくれたそうです。この時の動画も、今後公開する予定ということです。
カナイガさんは、言葉遊びや食べ物の2つのモチーフを中心にして作品を制作することや、ものづくりの企画を主軸に活動しています。物心ついた時から工作を手作りしたり、作品のことを考えたりするのが好きだったそうです。何と小学校高学年の時には、アニメーションを作ってテレビに応募をして、実際に放映されたり、ブログなどで自分の作品を発信したりしていました。
「『こんな時代だけど元気をもらえた』と何人もの方におっしゃっていただけたことが嬉しかったです。今後も見ている人が楽しくなるような作品を作っていきたいです」と話すカナイガさんは、現在22歳です。若きクリエイターの活動に今後も注目していきます。