緑豊かな讃岐山脈が連なり、田植え後の水を張った田んぼからはカエルの合唱が聞こえる自然が美しい町に生まれ育った清水千鶴子さん。中学生から続けていたバレーボールや陸上を活かして東京の体育大学へ進学。卒業後は地元の中学校で体育教師として多くの教え子を送り出した。退職と同時に老人クラブへ入会、傍ら町の教育委員会に勤めた。子どもは目に入れてもいたくないほどかわいいと、育児サークルでサンタクロースに変装したチャーミングな思い出を語ってくれた。好奇心旺盛で、山登り・生け花・グラウンドゴルフ・写真と多趣味だ。最近は毎日パソコンでゲームを楽しんでいるというからあっぱれ。
まんのう町老連仲南支部では体育部長を務め、県のモデル地区として健康体操を推進した。又、2006年から継続している健康ウォーキングでは、年20回もの散策場所を選んだり、事前に現地へ赴き危険な箇所や所要時間を調べたりと奔走。「大変やけど皆さんの喜んだ顔を見るとうれしい」と微笑む。
そんな活発な清水さんだが、ここ1年以上新型コロナウイルス感染拡大のため多くの活動が中止となり、仲間と集う機会が減ってとても寂しいと顔を曇らせた。
今の楽しみは、週3回のグラウンドゴルフ。県大会では約700名中5位に入賞したことがある。落ち着いたら一番したいことは旅行だそう。行きたいところがたくさんあると目を輝かせていた。
一日も早くみんなが笑顔で自由に好きなことができますように、それまでがんばろうねと心でつぶやきながらお別れした。