懐かしいものを見ると、当時の思い出がまるで昨日のことのように蘇ってきますよね。平成こじらせ部屋さん(@heiseikojirasebeya)がTikTokに投稿した、平成初期から中期の懐かしいアイテムを集めた“再現部屋風コレクションルーム”の動画が「すべて懐かしい」「戻りたいな」「泣きそう…」と話題になりました。
今回は、この部屋について投稿者さんに話を聞きました。
収集のきっかけ
懐かしいものを集め始めたきっかけは、友人との会話で盛り上がる「懐かしい話」だったそうです。
もともと収集癖があり、フィギュアや漫画をたくさん持っていたため「どうせなら懐かしい物縛りで集めてみよう」と思い立った投稿者さん。
自身の幼少期から青春時代にあたる平成初期~中期を中心に、懐かしいと感じるものを集めているといいます。
投稿者さんは「生まれてから目にした物のなかには平成時代であっても『昭和』の物も紛れていると思います。なのでルールとしては『懐かしい』と感じるかどうかで収集してます」と教えてくれました。
再現部屋風コレクションルームは投稿者さんの寝室として使用されており、完成までに約1年かかったものの、現在も進化し続けています。
この部屋は実際に住んでいた部屋ではなく、当時憧れていた部屋を再現したもの。お金持ちの友人の部屋や雑誌で見たおもちゃなど、夢を詰め込んだ空間となっており「どこかワンシーンを切り取れば、同じ時代を生きてきた同世代には“懐かしい”と感じてもらえると思います」と投稿者さんは語ります。
テーマは「90年代の小学生の部屋」で、この部屋には1999年までのアイテムしか置かないというルールを守っているそう。
現在の様子
現在も寝室としてそのまま残していますが、もう一つある仕事部屋兼コレクションルームのアイテムと入れ替えながら部屋作りを楽しんでいます。
収集にかかった費用については「正確には覚えていませんが、状態や価値にはこだわらずに集めているので、それほどお金はかかっていないと思います」と話す投稿者さん。ネットショップや中古ショップで探すほか、フォロワーさんからプレゼントされることもあるようです。
発信するにあたって、当時も知らなかったような情報を学びながらコレクションを増やしている投稿者さん。楽しく活動する中で、さまざまな仕事にも繋がっているようです。
特に印象的だったのは、ビジュアル系ロックバンドの楽曲MVがこの部屋で撮影されたことで「こんなことが起こるとは夢にも思いませんでした」と驚きを語っていました。
今後については「平成に流行ったものをノージャンルで紹介していきたい」と語る投稿者さん。さらに、将来的には一軒家に引っ越し、90年代女子の部屋や2000年代中高生の部屋などを再現して『平成こじらせハウス』を作りたいと考えていると話してくれました。
懐かしいものへの情熱とこだわりが詰まった再現部屋風コレクションルームは、これからもきっと多くの人々の気持ちをワクワクさせてくれることでしょう。