築年数の経った薄暗い古民家を、新しい空間に生まれ変わらせたDIY好きな投稿者さん。「好きにしていい」という大家さんの言葉をきっかけに始まったその様子をXに投稿すると「すっげえええ」「めっちゃいい」「生まれ変わっている」などのコメントが寄せられ話題になりました。
今回は、投稿者であるカンツァー(@KANZARKobo)さんに話を聞きました。
物件がすぐ見つからず…
普段はオリジナルの刺繍やぬいぐるみを作っている投稿者さん。
自宅ではなくアトリエで作業していましたが、そんなアトリエを事情があって急遽出ることになります。
次の物件がすぐに見つからず、とりあえず荷物を預ける倉庫として紹介されたのが、今回の古民家でした。
投稿者さんはトランクルームとして借りるつもりだったようですが、内見したときに「少し手直ししたら十分ここで仕事ができるのではないだろうか?」と思ったのがDIYのきっかけだといいます。
そして、すぐに大家さんに相談すると「好きにしていいよ」と許可をもらいました。どうやら取り壊す予定もあったそうです。
しかし、大家さんには「いいけど、なんでそんなこと(DIY)をするの?」と何度も聞かれたといいます。
DIYを開始
DIYやリノベーションが好きで、以前からチャレンジを望んでいた投稿者さんはさっそくDIYを開始。
和室の部屋を約1年かけてフルフローリングにし、立派なアトリエとして生まれ変わらせたのです。
「和室の畳をフローリングに変更するのが一番骨が折れる作業でした」と話してくれた投稿者さん。
元々の机や棚もあったためか、一度にすべて張り替えることができなかったため、毎回棚や机を動かしながらの作業だったのだとか。
そして改装中は、部屋の荷物を動かして寝るスペースをなんとか確保していたようですが…。
「正直、おすすめできる方法ではありません…」と、狭いスペースでのDIYをしながらの生活には苦労も多かったようです。
そんな投稿者さんのDIY熱は、まだ実家に住んでいた頃からあったといいます。
「自室の壁紙を張り替えてみたい!」と思い、その足でワークショップに参加したり、動画サイトを見て勉強したりしていたそう。未経験ながらも学生時代には作品を作るなど、脚立を使った作業の経験があったため、DIYにも近い印象を持ったようです。
今後は「ニッチ」と呼ばれる壁に埋め込まれた棚の製作や、ヨーロッパ風の円柱を再現してみたいと話してくれた投稿者さん。
また「丸ごと一棟、庭も含めて自身でDIYした家を民泊ホテルとして貸してみたい」という夢もあるといいます。
一時的な荷物置き場のつもりが、DIYへの熱意と創意工夫によって快適な空間へと生まれ変わりました。
夢の実現に向けた計画と、これからのDIYの様子も楽しみですね。