球技や格闘技、陸上など、スポーツにはさまざまなものがあります。
tomago yukie(@tomagou.don)さんが、レスリングを見ていた自閉症の娘さんの予想外の発言をInstagramに投稿すると「なんて純粋なんだ」「平和すぎる」などのコメントが寄せられ話題になっています。
一体娘さんは、レスリングを見て何と言ったのでしょうか。ママさんに話を聞きました。
五輪のレスリングを見た娘さん
五輪のレスリングを見ていた娘のゆいなさんとパパさん。すると、テレビ画面を見つめながら「ケンカしないでよ~」とゆいなさん。どうやら、ゆいなさんにはレスリングがケンカに見えたようです。
ゆいなさんの言葉に「ゆいなにはケンカに見えるんだなと思いました。確かに、ルールとかレスリングという競技を知らなければ、取っ組み合いのケンカに見えるなって思えたら面白くて…ゆいなにもっともっといろいろな言葉を教えていかないといけないなと夫婦で思った場面でした」と話すママさん。
ゆいなさんがレスリングを見たのは、この日が初めて。ママさんやパパさんもレスリングをテレビでゆっくり見ることがあまりなかったため、ゆいなさんも見る機会がなかったとのこと。五輪は、ゆいなさんがレスリングを知る、いい機会になったようです。
その後「レスリングはケンカじゃないよ」と、ゆいなさんに教えるパパさん。そして、ゆいなさんはパパさんの言葉を聞き、レスリングはケンカではないことを、自分で理解しようとしていました。画面を見ながら「ケンカではなくてスポーツなんだ」ということを理解するのには時間がかかっていたといいます。
ママさんは「画面に映る2人は、どう見ても取っ組み合いのケンカにしか見えないからでしょうね」と話していました。
ゆいなさんは、フィギュアスケートや相撲を見るのも好きだといいます。フィギュアスケートは綺麗にまわったり、衣装がかわいかったりするので食い入るように見ているのだとか。また、相撲は毎年ママさんが女相撲に出ているため、興味がある様子。しかし、男性の相撲は「裸だから恥ずかしいね」と言いながら見ているのがかわいかったいうママさん。
そんなゆいなさんは、揉め事が大嫌いで、怒っている人や怒った言葉も大嫌いな女の子。人を傷つけることはなく、ゆいなさんの周りは平和だといいます。
だからこそ、レスリングを見ると「ケンカしないでー」という言葉が出たのだろう、と話すママさん。ママさんとパパさんが言い争いをしていても「まぁ、まぁ、ケンカしないでよ」と間に入って止めるのはいつもゆいなさんなのだとか。周りを和ませ、笑わせてくれる…ゆいなさんのご家庭では「笑神様」と呼ばれています。
投稿に寄せられた、多くの温かいコメントに「私たちがゆいなを見て思ったことが、みなさんも動画を見て同じ気持ちで見てくださったこと、共感して笑ってくださって本当に嬉しかったです。この動画を見て、重度知的障がいを伴う自閉症児も関わり方次第で楽しく毎日が送れるなと思ってもらえたり、ほっこりしてもらえたら嬉しいです」と話していました。
とても心優しいゆいなさんの言葉に、心が温まりましたね。