パートナーと一緒に暮らしていく中では、お互いの協力が必要不可欠でしょう。何かあったときに、何気なく気を遣ってもらえると嬉しいものです。
今回紹介するのは「旦那さんの素敵な対応」についてのエピソードです。
イラスト:23ca
湯たんぽを抱えて寝ていると…
ユキ(仮名)さんは、生理の夜、充電式の湯たんぽを抱えて寝たものの、痛みと出血量がピークになり起きてしまいます。
夜中だったため、隣に寝ている旦那さんを起こさないよう、そっとトイレに行き、部屋に戻って旦那さんを見ると、旦那さんは変わらずに寝ていたため「起こさなくてよかった…」と安心したユキさん。
そしてベッドに行くと、充電式の湯たんぽがコンセントにさされていて温め直されていたのです。それだけではなく、横になると背中をゆっくりさすってくれた旦那さん。さらに充電が終わると、湯たんぽをユキさんのお腹近くに入れ直して、朝には温めたお茶を用意してくれました。
さりげない行動が嬉しかった
ユキさんにそのときの話を聞きました。
ーそのとき、印象に残った旦那さんの言葉はありましたか?あった場合、どんな言葉をかけられたのか教えてください。
眠かっただけかもしれないですが、何も言わずにいてくれたのがありがたかったです。「大丈夫?薬飲む?」など、いろいろと聞くこともできたと思うのですが、痛くてとにかくしゃべりたくもない状態だったので、何も言わずに、でも気遣ってくれただけで体が少し楽でした。
ー旦那さんのそのときの行動に対してどう思われましたか?
こうしてくれと言っていたわけではないのに、いつも湯たんぽを温め直していることや、自分で体をさすっているのを見て自然にしてくれたことに、自分のことをいつもちゃんと見てくれているんだなと感じました。
ただそばで気にかけてくれるというだけで、こんなにも楽になるんだと思いました。
身近な人に辛さを伝えておくことも大事
ー生理についてやご自身の生理痛の重さについて、旦那さんに相談したことはありますか?そのときのことについて具体的に教えてください。
お腹が痛いことは伝えています。いつもできている家事がどうしても全部できなくて、助けてもらうこともあるので、生理になるとだいたい2日くらいはいつもの動きができないこと、お腹が重くて痛いことを伝えました。夫は「無理しなくていい、休んで」と言ってくれます。
ーこの経験を誰かに話したことはありますか?ある場合、どんな反応や返答がありましたか?
特に誰かに話したことはありません。あえて話す話でもないし、事情や状態は人それぞれだと思うので。
ただ、自分としては本当にいい夫だと感じた経験でした。
ユキさんは、旦那さんの何も言わずに気遣ってくれた行動がありがたかったそうです。さりげない気遣いで、お互いの優しさを再確認することができますよね。
※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。