荷物もある中、泣いている子どもを抱っこしながら帰宅していた母親→「よかったら…」すると、学生が通りかかり…「日本の未来は明るい…!」

荷物もある中、泣いている子どもを抱っこしながら帰宅していた母親→「よかったら…」すると、学生が通りかかり…「日本の未来は明るい…!」
『スーパーの帰り道で助けてもらったこと①』イラスト:チッチ

子育てをしていると、1人ではどうにもならないときがあります。そんなときに、周りの人から助けてもらったり声をかけてもらったりすると助かりますよね。

今回紹介するのは「スーパーの帰り道で助けてもらったこと」についてのエピソードです。

倒れてしまったベビーカーに

ユイ(仮名)さんが、子どもをベビーカーに乗せてスーパーへ行ったときのことです。スーパーからの帰り道、ベビーカーを押して歩いていると、子どもが抱っこしてほしいと言い出しました。買い物帰りだったため、荷物も多くどうしようかと思いましたが、子どもが大きな声で泣くので仕方なく抱っこすることにしたユイさん。

子どもは抱っこされるとすぐに機嫌を取り戻し、今度はキャッキャと喜びユイさんの腕の中で暴れ回りました。しかしそのとき、ベビーカーが後ろに転倒してしまったのです。ベビーカーの後ろに荷物をかけていたため、子どもがベビーカーから降りて前が軽くなったとたん、バランスを崩してしまったようです。

ベビーカーが倒れたことに子どもは驚き再び泣き出してしまいました。ユイさんは泣く子をあやしながらベビーカーを立て直して荷物を拾いました。すると、近くを通りかかった学生さんたちが荷物を拾うのを手伝ってくれたのです。

さらに学生さんたちは「よかったらベビーカー押しますよ」と言ってくれて、家の近くまで送ってくれました。子どもは学生さんにあやしてもらいすっかりご機嫌で、ユイさんは本当に助かったとのことでした。

スーパーの…ったこと②
スーパーの…ったこと②

1人で抱え込まないで

このときの出来事について、ユイさんに話を聞きました。

ー助けてもらったとき、学生さんたちに対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか?
1人で育児をしていると辛いことも多いですが、学生さんに助けられて本当に助かりました。若い方は意外と親切な方が多く、日本の未来は明るいと感じました。わざわざ家の近くまで送ってくださって、時間をとらせてしまったのに最後まで笑顔で子どもをあやしてくれて、本当によい方たちだったのだと感じます。子どもにもあんな学生さんのようなお姉さんになってほしいです。

ー学生さんたちとはその後何か会話をしましたか?
私は特に会話はしていません。学生さんたちはずっと子どもとあやしてくれていました。学生さんたちの姿を見て、私も困っている人がいれば、助けたいと思いました。

ーこの経験を誰かに話したことはありますか?
ママ友に話したときに「いい人でよかったね」と言われました。

ーこのような経験と同様、子育てをしていて大変なときはどんなときですか?
1人でなんでもしようと頑張っているときにトラブルが起きるので困ります。特に夜中に子どもが急に熱を出したり、駅のホームで子どもが急に走り出したりなど、予想できない出来事が次から次へと起こるので、正直精神的にいつも疲れています。もちろん体力的にもいつもいっぱいいっぱいで、1人で子どもを育てることは不可能だといつも感じています。子どもは思いもよらない行動をとるので目が離せず、常に危険と隣り合わせです。その点が一番大変です。そのようなときは、助けてもらえると助かります。

ーこの経験を通して、同じような状況で悩む方にどのようなことを伝えたいですか?
1人で何事も抱えずに、助けを求める方が自分も子どもも楽になります。声をあげればきっと誰かが手を差し伸べてくれます。周りで見ていても助けてくれる人ばかりとは限りません。できるだけ声をあげて、助けを求めることで楽になると思います。

1人で何でもやらなくてはいけないと思うと大変ですよね。そんなときに周りに助けを求めれば、手を差し伸べてくれる人がいるかもしれませんね。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

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