少子高齢化が進んでいる日本。『介護』の仕事はなくてはならないものとなっています。
今回紹介するのは、はたつん(Instagram:hatatsun_0w0)さん。介護歴13年で、以前は小規模デイサービスで送迎、入浴介助、排泄介助、レクリエーション、食事の準備と介助をしていました。
現在は夜間専従の介護士として働きつつ、介護士インフルエンサーとしてYouTubeやTikTok、Instagramなど様々なSNSにて動画配信を行っています。
もともと介護については発信していなかった?
はたつんさんはSNSでの発信を始めた当初「チキンスープ」というバンドの音楽の配信、メイク、激辛を食べるなどマルチのYouTuberをしていました。ある時、はたつんさんが介護あるあるをTikTokで投稿すると、100万回再生されたようです。
見てくれている方が共感してくれる、応援してくれていると感じたはたつんさん。そこからYouTubeで介護の発信をすることに。
介護士インフルエンサーを始めてから「何か伝えたいことや悩みがあるが、職場や家族には言えない」という介護職の方が非常に多いと実感したそうです。
こうした「声を上げられない介護職」に代わり、はたつんさんが様々な情報を発信することで、少しでも介護職が元気になってほしい。介護業界全体が活気と笑顔であふれるようにしたい思いで今日も発信を続けています。
仕事に飽きたらどうしたらいいの?
今回Instagramで取り上げた動画は『介護に飽きた時の対処方法』。はたつんさんの動画作成は、基本的に視聴者のコメント、意見を元に作成しています。
視聴者の方から「仕事に飽きた時」の質問を取り上げると決めた際「なぜ私は、13年間介護という仕事に飽きなかったのだろう?」と考えたはたつんさん。はたつんさんなりに、飽きない方法や考えを動画にして発信しました。
動画では『新しいことを探してみる』『一時間つま先立ちで歩く』など、すぐに実行できそうなことを多く紹介しており、コメント欄でも「私はこうしています!」など、アイディアに溢れていました。
「私が行っている『新しいチャレンジを見つけてみよう』『自分で楽しいこと作ってみよう』という方法が視聴者さんに少しでも喜んでもらえたら嬉しいなと思っています」と話してくれました。
介護で前向きに考えられるようになるコツは?
「介護の仕事は1人で行うものではなく、利用者さん、職場の方と作り上げていく空間です。その中で、小さな楽しいことや少しでも笑いあえる時間を作ったり、見つけたりすることが前向きになれるコツかなと思います」とはたつんさん。
はたつんさんの投稿には、介護に対して前向きな姿勢が見られます。
「介護と聞くとキツイ・不潔・地味な仕事などと思われがちですが、私が思う介護とは、誰かの人生をサポートする最高にかっこいい仕事です。人生の先輩であるご利用者さんが、最後まで自分らしく生きていただくために、サポートして、ご利用者さんの心に寄り添える素敵な仕事だと思います。いつもそんな思いで、介護の仕事をするたくさんの仲間である『介護士の介護士になる』そんな思いで続けています」
はたつんさんは介護をすることで、自分自身の成長とやりがいを感じられると同時に、介護される側の方の1番の味方でいられるスーパーヒーローのような職業だと考えているそうです。
全国の介護従事者に届け!
仕事にやりがいを感じるには、自分たちの心に余裕がないとやりがいが感じられません。
「本当は悩みや考えを誰かに伝えたい、でも、嫌われたくないから意見が言えない…」と黙ってしまう介護士の『介護士の居場所』で本当の思いを言葉にできる場所が必要だと考えるはたつんさん。
「1人で抱えていた悩みが、実はみんな同じで、自分のことをわかって認めてくれる人がこの世の中に1人はいる。心の余裕と良いケアに繋がり、ポジティブな介護士の仲間が増えてほしい。介護の未来がもっと明るくなったら良いな」と願いながら、これからも毎日投稿を続けていくとのことです。
将来さらに介護の仕事は重要になっていきます。今介護で悩んでいる方は、ぜひはたつんさんの投稿をチェックしてみてくださいね。