学校生活や仕事でも落ち込んでしまう日はありますよね。今Twitterで元気がない子どもとその母親がとった行動を描いた漫画が注目されています。
この出来事を漫画で描いたのは漫画家のなおたろー@漫画描いとるよ（@naotarotarou、以下、なおたろーさん）さん。なおたろーさんの息子であるそらじろーくんは、おしゃべりが大好きな男の子です。しかし、その日はそらじろーくんの元気がない様子。「学校に行きたくない」というそらじろーくんから話を聞くと、学校でお友達とトラブルがあったようです。その話を聞いたなおたろーさんは、そらじろーくんの気が晴れるよういつもは寝る時間にゲームをしたり、先生に手紙を渡すことにしたのでした。
このときの様子についてなおたろーさんに聞いてみました。
ー普段のそらじろーくんは学校のことについてたくさん話してくれますか？
テストで満点だったり、計算がクラスで一番早くできたり、休み時間に遊んだことなどなど、いつもたくさん話してくれます。最近だと弟が入学してきたため、さらにたくさんお話してくれていました。
ー普段お話が大好きなそらじろーくんがあまり話さなかったとありますが、そらじろーくんはその日はかなり落ち込んでいる様子だったのでしょうか？
落ち込んでため息をつくというよりは、終始無言…という感じですね。笑顔もなく、感情が顔に出なくなっていました。
そらじろーくんの話を聞いたなおたろーさんは「このまま1日悲しい気持ちのまま終わるのが嫌でしょ？」と、いつもは寝る時間にゲームをする提案をします。2人でゲームをして楽しむものの、やはりそらじろーくんの気持ちは晴れないまま。そんな様子を見て、なおたろーさんは先生宛にお手紙を書くことにしました。
ーそらじろーくんにしっかり向き合って話をされている姿が印象的でした！いつも何かあったときは子どもが納得できるまで話し合うようにしているのでしょうか？
時には納得までいかないこともあります。ただ、納得いく答えが出なかったとしても、本人の口から気持ちを吐き出させることと、親がしっかり話を聞いてあげる姿勢だけは大事にしなくてはいけないと心がけています。
ー先生にお手紙を渡した日のそらじろーくんの様子について教えてください。
明らかに前日より明るい顔つきで「渡せたよ〜」と報告してくれました。私が想像していた以上に効果が大きかったのかなと思います。
ーこれまでも何度か学校に行きたくないという日があり、休んだこともあったとありましたが、今回こういった対応をとった理由はありますか？
学校に行きたくない理由が「苦手な子がいるから」ということで、解決策がなかったからです。どう頭を捻ったとしてもクラスにその子はいるわけですからね。なのでその子に対する気持ちよりも他のことに気持ちを移してあげたかったので、気分転換のゲームという手段を使いました。ただ、これが根本的解決ではなく、一時しのぎという感じなので、心配が消えるわけではないのですが…
ーお子さんと接する際、意識していることや心掛けていることはありますか？
「放ったらかしにしない」「しっかり向き合う」というのは意識していますが、それよりも「おもろいおかんでいたい」という気持ちが強いので、常に子どもの前で踊っていたりおかしな動きをしています。よそのお母さんよりも家事は苦手だし頭も良くないけど、愉快さでは負けません！（笑）
人間関係で悩むことや落ち込んでしまうことは誰だってあると思います。そういう日々の中でも、1日が悲しい気持ちで終わらないために心掛けていきたいなと思いました。