親から何かを作ってもらった経験はありますか?今、話題になっているのは“スイッチ”が好きな1歳の我が子のために作った「スイッチの集合体」。
Twitterで4.6万件のいいねがついているこちらの投稿には「市販品かと思った!」「作ってもらえてお子さん嬉しいでしょうね」「販売されてたら買うわぁ…」などのコメントが寄せられていました。(2023年6月2日現在)
今回はこのスイッチを作成したしげる(@gerusea)さんに話を聞きました。
ーこのスイッチはどのように作ったのですか?
電子パーツのバラ売りをやっている秋月電子を利用して各種スイッチを適当に買い、採寸。その数字をもとにベース部分を設計し、3Dプリンターで出力してスイッチをはめ込み、接着剤で固定して完成させました。
ー3Dプリンターで作ったとありますが、ご自宅に3Dプリンターがあるのでしょうか?
3Dプリンターは2台所有しています。今回使ったのはFDM方式のプリンターで、KINGROONのKP3Sという機種です。また、もう一台は光造形方式のプリンターで、ELEGOOのSatu Sという機種です。
ーこのスイッチを見て、お子さんの反応はいかがでしょうか?
喜んで遊んでいます。自分でバチバチ操作する以外にも、親に持たせて操作させそれを眺めるという遊びもしています。
ーお子さんは普段からスイッチをいじるのが好きなのでしょうか?
普段からスイッチをいじるというか、エレベーターに乗った時はボタンを押したがりますし、リモコン類も大好きなので、ボタンやスイッチがついたものを触ったり押したりするのは好きなようです。また、他に好きなものとしては親のスマホやプラスチックの使い捨てスプーン、ペットボトル、メッキされているような光沢のあるものなどです。全体的に大人が触っているものと同じものが触りたいようで、子ども向けのアイテムでも遊びますが、そこまで興味が長続きしない感じです。
ー他にも何かお子さんのために作ったものはありますか?
FireTVのリモコンをやたらとかじるので、FireTVのリモコンを採寸して寸法通りの3Dモデルを作成して出力した「FireTVのリモコンっぽい棒」を与えてかじらせていました。あとは子どもがいつも見ている番組「シナぷしゅ」のキャラクターのぷしゅぷしゅを作ったこともありましたが、こちらはあまり反応が良くなかったです。
電気のスイッチをいじったり、リモコンの操作をしたりするのが好きだという子どもは少なくないはず。今回しげるさんが作ったスイッチの集合体は大人でも欲しいと思う方もいるでしょう。子どものおもちゃを作ることは簡単なことではありませんが、我が子の興味やわくわくを大事にすることはとても素敵ですね。