おにぎりを使ったアートで「すごい可愛いのにすごい美味しそう」「本物かと思った」とSNS上で多くの反響を呼んでいるのが、おにぎり劇場(@onigirigekijo)さんが作っている『おにぎりアート』です。
様々な食材を使って動物や人、キャラクターなどを模したおにぎりを作っています。
思わず「食べるのがもったいない…!」と思ってしまうおにぎりアート。
今回はおにぎりアートを作ったおにぎり劇場さんに話を聞きました。
ーおにぎりアートを始めようと思ったきっかけを教えてください。
おにぎりのコンテストがあることを知り(2019年10月)、それに応募してみたことがきっかけでおにぎりアートに目覚めました。コンテストの結果はダメでしたが、作ったおにぎりをSNSに投稿してみたら思った以上に反響があったので、作り続けてみようかなと思い立ち今に至ります。
ー1つの作品にどのくらい時間がかかっていますか?
作品によって全然違いますが、だいたい30分~1時間程度です。個数が多いものはかなり時間がかかっています。
ー動物や人など様々なおにぎりアートがありますが、作品はどうやって決めていますか?
まずは何よりもご飯と具材で再現できそうな色と形を持ち合わせているモチーフを選ぶことです。形は安定感のある形で表現できそうと思ったもの。季節柄のものや流行りの中から探したり、インパクトがあるものや可愛さのあるものが好きなのでそのような系統も多いかなと思います。
おにぎり劇場さんのSNSを覗いてみると、確かに季節にちなんだ作品が多々見受けられます。おにぎりアートで季節感を感じられるのも面白いですよね。
こだわりはおにぎりの“具”
約3年半前から作り始めたというおにぎりアート。おにぎりアートのこだわりの部分を聞いてみました。
ーおにぎりアートでこだわっている部分を教えてください。
おにぎり全般へのこだわりとしては、完成した画像からはわかりづらいですが、なるべくおにぎりの具を入れるようにしていることです。具を入れることで隙間ができたり具の水分が滲みだしたりすると強度が落ち、崩れやすくなり難易度も高まります。しかし「おにぎり」といえば具も楽しみのひとつ。具に辿り着いた時の幸福感も味わいたくて、なるべく具を入れるようにしています。表面に味の濃いものを使う時には具は入れていません。
ーおにぎりアートを作ったあとはすべてご本人様が食べているのでしょうか?
はい、そうです。完成したタイミングで息子がいたら息子が食べることもあります。
全力で作った作品を食べるのでもったいないなとは思いますが、しっかり画像に収めているので躊躇なくいただいています。そのまま放置して味が落ちてしまう方がもったいないので、なるべく早めに食べるようにしています。
ーおにぎりアートには多くの反響がきていますね!反響についてどう思われますか?
SNSを通しておにぎりの感想をいただくのですが、見る人によって真逆の意見をもらうことも。人の感じ方にこんなに差が出るのかということを知ることができるので日々驚きの連続です。
ー今後作っていきたい作品などを教えてください
みんなを「OH!」と驚かせるような作品づくりを日々模索しています。
今後どのようなおにぎりアートが生まれるのでしょうか。おにぎり劇場さんのおにぎりアートは、見た人を「OH!」と驚かせ続けることでしょう。