「パントリーを掃除するために移動していた米が2歳児に寝かしつけられていた。」とツイートしたのは、刺繍作家の田口ナツミ(@NatsuTagu)さん。写真には、袋に入った米にタオルケットをかけ、寝かしつけている、田口さんの家の2歳児さんの姿が。
この様子を見た人々からは、「そんなトントンしたら…私…ね…ちゃう…(こしひかりの気持ち)」「美味しくなること間違いなし」「自分がしてもらっている事よね。お人形でないとこが何とも」「可愛い。優しさが伝わる」などと米の気持ちの代弁や、2歳児さんがかわいいというコメントが集まっています。
田口さんに、当時の詳しい様子を聞きました。
田口さんの家では、食品や飲料などをストックするための収納場所であるパントリーを掃除するのが日課になっています。
田口さんは、いつものようにパントリーを掃除するためにお米や2リットルのお水などを移動させていました。そうするとお昼寝から起きた2歳児さんが「なに?なに?」とパントリーから出てきたものを一つ一つ指を差して聞いてきたそうです。
そして米を見つけ、興味津々に突いたり抱きついたりしていた2歳児さん。途中から米を持ち上げたり移動させたりしていたので、田口さんは、踏まれたら危ないと思い「横向きに寝かせといてあげてね」と声をかけました。
すると2歳児さん、ソファに置いてあったタオルケットをかけて寝かしつけを始めました。
『「寝かしといてあげてね」の言葉を「寝かしつけてあげてね」と勘違いしたのだと思います』と田口さんは話します。
勘違いから始まった米の寝かしつけですが、2歳児さんは真剣です。
「『とーん、とーん、とーん』と手のスピードに合わせて掛け声をかけていました。とんとんをやめて、1分くらいお米を見つめていたので『これは寝たという設定なのかな?』と思っていました。『お米さん、ねんねしたかな?』と声をかけたら、『しーーーっ!』と睨まれました」
今回は米でしたが、2歳児さんは、普段から色んなものを寝かしつけているようで、1番寝かしつけられているのは、ぬいぐるみのアンパンマンだそうです。
田口さんは、2歳児さんを寝かしつける時に、いつもトントンをして寝かせているそうなので、お母さんの真似をした行動なのでしょう。お米を見るその目線が優しく、写真を見ていると心が温かくなりますね。