北海道函館市に住む10歳の犬の女の子、コウちゃん。飼い主さんが投稿しているTwitter(柴犬女子コウ@RLa7gXrQBYxIl3x)で、病院で小刻みにブルブルと震えている動画が話題になりました。
『待合室なだけにマナーモード』と添えられたそのツイートには、7.3万件以上のいいねが集まり、「絶対怖いはずなのに吠えたりしないでえらい」「震えてる。でも大人しく待ってて偉い」「抱きしめてヨシヨシしてあげたくなる」「大丈夫やで。怖くないで」など、震えているコウちゃんに対して、多くの応援コメントが寄せられています。
話題になったツイートの日、コウちゃんは、混合接種の注射をするために病院へやってきました。震えていたのは、子どもの頃に避妊手術のため入院した時のトラウマで、病院を不快な場所として認識するようになっているからだそうです。病院の駐車場の車内ですでに震え始めていたそう。
病院に近づくと、車から外の景色が見えなくても震えだすので「不思議です」と飼い主さん。
震えは飼い主さんにはどうしようも出来ず、コウちゃん自身も止めることが出来ません。そんな状態で注射は打てたのでしょうか。
「注射をする時には震えはおさまっています。覚悟が決まったのか諦めたのか、暴れることもなく大人しく注射を打たれています」
やる時にはやるコウちゃん、待っている時の方が怖いのかもしれません。帰ると、ご褒美に大好物のササミジャーキーをもらうことが出来ました。
震えているコウちゃんを見た時の、飼い主さんの気持ちを聞きました。
「皆さんも書かれていますが、『かわいそかわいい』がもっとも相応しい表現ではないかと思います。怖くてかわいそうだし、余計なストレスは与えたくないと思いつつ、ワクチン接種を怠ったためにもっと気の毒なことになってはいけないし、定期的に獣医さんに診ていただく機会ですので我慢してもらっています」
そんなコウちゃん思いの飼い主さんは、コウちゃんのことを「真の家族です」と話します。
「コウのために働きたいと思いますし、コウを守りたいと思いますし、コウに支えられています。動画をアップした時に『怖がっている姿を晒して何が楽しい』という意見もありました。こんなに愛らしくかわいいコウの姿を楽しくご覧になっていただけることがありがたく嬉しいです。自慢の娘です。嫁にはやらん」
2月22日には、『柴犬コウちゃんの女子道入門』という本が出版中されます。かわいいコウちゃんの写真はもちろん、その写真に対しての飼い主さんのセンス溢れるコメントの数々を見ることが出来ます。
この寒い時期、家でこたつに入りながら雪に囲まれながら元気に暮らすコウちゃんの写真を見て癒されたいです。