2021年もあと1か月をきりました。来年の目標は、もう立てましたか? そして手帳は手に入れたでしょうか?
手帳の魅力は、スケジュール管理のみにあらず。夢や目標を叶え「なりたい自分」に近づくツールでもあるのです。そんな手帳の名を冠した、女性限定のオンラインコミュニティがあります。
手帳愛好家の集いからスタート
「手帳のGAKKO(学校)」は、「手帳を通して仲間とともに『なりたい自分』を叶える」をテーマにした女性限定のオンラインコミュニティです。
名前に「学校」とありますが、手帳の使い方を教えてくれる場所というわけではありません。自分の日常や夢を仲間とシェアしながら、なりたい自分について考えたり、叶えたりしていくという場です。使う手帳はなんでもOK。デジタルのスケジュールアプリでも、日付の書いていないノートでも、むしろ手帳を持っていなくてもOKなのだそう。
具体的には、SNSで無料配信しているコンテンツを楽しむことができるほか、月額会員になると、月1回、10人未満の少人数の仲間とオンラインで話す「ホームルーム」、毎週日曜日にみんなで手帳を書く「もくもくタイム」、同じ趣味の人と集う「部活動」、その他ワークやセミナーに参加することができます。
2021年からスタートした「手帳のGAKKO」の前身は、「手帳の会」。理事長の菱田紗絵子さんが2015年秋、記入式ワークがある手帳に出会い、「みんなでやったら楽しそう!」とSNSで仲間を集ったのがきっかけです。約15人が岡山のカフェで定期的に集まるようになりました。
2019年には、子育て中の人でも参加しやすいよう、一部をオンライン化。2020年には、広島からはるばる通っていた松本真季さんが「広島クラス」を立ち上げ、県外へ進出。同時にオンライン化がさらに進み、2020年の「手帳の会」のメンバーは50人に。2021年はほぼ全てがオンライン開催となり、岡山・広島だけでなく、全国から約200人が集うコミュニティとなりました。
夢を叶えるにはポイントがある!
「手帳のGAKKO」のこだわりは、毎月1回、仲間とオンラインで話す「ホームルーム」です。1週間の進捗を報告して励まし合ったり、スランプに陥っていたらアイデアを募ったりします。毎年「クラス替え」があり、新たなメンバーに出会えるのも特徴。関係性がマンネリ化しづらくなります。
ホームルームの仲間と話す中で開業を決意し、わずか2か月で鍼灸サロンをスタートした人や、本業とは別に副業でやりたいことを始めた人など、夢が花開いた人もいます。
なかなか話しづらい悩みでも、オンラインで毎月集う仲間だからこそ話せるケースも。例えば、不妊治療の悩みをホームルームで話すことで「自分でいられる場所を手に入れ、安心感に満たされています」と不安が軽くなった人もいます。この方は現在、臨月なのだそう!
「手帳のGAKKO」で夢や目標が叶う理由は何なのでしょうか。
「私自身、手帳が大好きで、たくさんの手帳を使って夢を叶えてきました。まずは、『自分の描いた夢を忘れないこと』が大切。毎日開く手帳に夢を書くと、毎日思い出すことができますよね。けれど、手帳に夢を書いていても、叶わないことがあります。もうひとつの大切なポイントが、『人に話すこと』。手帳のGAKKOでは毎月仲間と集い、話すことで、自分の夢や目標を思い出せます。そして、仲間が応援してくれる。その環境が、夢や目標を叶える後押しをしているんだと思います」(菱田紗絵子さん)
「手帳のGAKKO」の夢は?
現在約200人のメンバーがいる「手帳のGAKKO」。今後、どんなコミュニティにしていきたいのかを聞きました。
「2022年はさらに多くの方に参加してほしいと、メンバーを募集中です。いろんな意見やアイデアが集い、メンバーみんなの夢が叶いやすい環境を作っていきたいです。あとはオンラインでやる良さもあるけれど、2022年はリアルで会えるようになればいいなと思います」(菱田紗絵子さん)
「手帳のGAKKOの特長は、一人一人を大切にするホームルーム。ちゃんと一人の声が受けとめられるような、応援の仕組みを整えてきました。500人、1000人と人数が増えても、いいところはそのままに、さらにブラッシュアップさせていきたいです」(2022年の校長を務める松本真季さん)
「私は手帳を使ったタイムマネジメントの講座もしていて、夢に近づくための具体的な方法も含めて、引き続き2022年もお伝えしていけたらと思っています」(2021年の校長を務めたおおもとわかこさん)
3人とも、2022年の手帳はすでに約10冊を購入済み! 全ての手帳に書き込むわけではなく、中には自分のモチベーションを上げるための「鑑賞用の手帳」もあるのだとか。新しい手帳を手に、2022年も多くの人の夢が叶っていきそうです。